(株)東京カンテイは10日、2021年7月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は3,855万円(前期比2.4%上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が4,711万円(同3.3%上昇)、神奈川県が4,120万円(同3.4%上昇)と、いずれも2ヵ月連続の上昇。千葉県は3,403万円(同3.0%上昇)と、3ヵ月連続の上昇となった。埼玉県は3,374万円(同2.7%下落)と反転下落。首都圏では新型コロナウイルスの新規感染者が再び増加する傾向となったが、価格に対する影響はなく、前月より上昇傾向が強まっている。
近畿圏は3,305万円(同3.0%上昇)と、2ヵ月連続の上昇。府県別では、大阪府が3,569万円(同1.4%下落)と反転下落した。兵庫県は3,422万円(同6.3%上昇)と、2ヵ月連続の上昇。京都府は3,488万円(同3.7%上昇)と、4ヵ月ぶりに上昇した。大阪府で下落となったが、全体的には強含んでいると見ている。
中部圏は3,113万円(同0.5%上昇)と反転上昇。愛知県は3,303万円(同1.6%下落)と、下落に転じた。
福岡県は3,179万円(同0.2%上昇)と、反転上昇した。